私の兄は今、東京で一人暮らしをしています。中学生のころから希望していた、「将来は通訳の仕事に就きたい」という夢を叶えるため、外国語系の大学に通っているからです。

小さいころから私はいわゆる「お兄ちゃんっ子」でしたので、兄が遠く離れた東京に行ってしまうと聞いたときは大変でした。「この関西でも外国語大学あるやん！」とか、「家から通った方が楽やんか」などと兄を困らせてしまったものです。
結局のところ、兄は自分の意思を曲げずに進学してしまいましたが、その際には「長めの連休があったら、なるべく帰ってくるから」とのことで、私もイヤイヤながら彼を送り出しました。今は兄が帰省してくるのを楽しみに待っている状況です。

さて、このように私の兄は東京で一人暮らしをしていますが、どうも交通の足が電車以外に必要になったようで、最近中古車を購入したとの話を先日こちらに帰ってきた折に聞きました。「どうしても大学で使う」とのことでしたが、どうやらあまり状態の良くない車に当たってしまったらしく、車に詳しい父に「父さん、車のキーシリンダーも交換できるもんなの？」と聞いていました。

私が横で話を聞くともなしに聞いていると、どうやらエンジンをスタートさせる際に使うキーシリンダーというカギを差し込む部分が摩耗してしまっているとのこと。兄は、この部分の交換が出来るのかということと、その費用と知りたい様子でした。
これに対して、父曰くは「エンジンのキーシリンダーを変えると、ドアの方のシリンダーも交換になるから、多分3万円以上はかかる」とのこと。どうやら、そこそこ費用が必要となる模様です。