夫は俗に言うオタクで、趣味としてフィギュアを揃えています。といってもアニメの可愛らしい女の子のようなフィギュアではなくて、海外のスターウォーズやバットマン、スパイダーマンといった人気キャラクターの精巧なフォギュアです。これって結構高い物が多くて、数万円とかするようなフィギュアもあるというから驚きです。夫は世帯収入の中から自分の取り分でこれらを買っていますし、結婚前から集めていた物もあるのでそれ自体は文句ありませんし、趣味なんだからお好きな様にといった感じです。
が、そのフィギュアを飾った通称フィギュア部屋に鍵を付けると言い出しました。私が信用できないからということではなくて、息子の友達とかが入り込んで触ったり壊したりされたらたまらないから、という理由です。息子もやんちゃ盛りですし、同年代の子供たちも元気いっぱいですから、その気持はわからなくもないなぁと思い、鍵の導入は許可しました。そしたら静脈認証システムにすると言い、それは流石にやり過ぎだろうという話になったのです。
簡単な室内用の鍵は、それこそマイナスドライバーとかで捻れば開いてしまいますから、それが嫌なのはわかります。でも静脈認証ってやり過ぎじゃないですか?生体認証が各家庭にも徐々に浸透し始めてきているとはいえ、流石にそこまでお金をかけた鍵にする必要はないと思うのです。あくまで屋内ですよ?泥棒が入っても安心とは言いますが、屋内に入られたらそれこそドアを蹴破ったりするのも簡単でしょうし、だったら家に入るための鍵にもっとお金をかけて欲しいと思います。
フィギュアが大切なのはわかります。絶対に安心できる環境にしたいのもわかります。でも、物には限度があります。そこの鍵にお金をかけるなら、もっとお金をかけるべき箇所がある。そう思うのは私だけでしょうか。